競泳男子800mリレーで銅 52年ぶり表彰台で“伝統復活”
52年ぶりの快挙を成し遂げた。
9日(日本時間10日午前11時40分)、リオ五輪競泳男子4×200メートルリレーで日本が銅メダルを獲得。同種目では64年の東京五輪以来となる表彰台に立った。
予選を全体5位で通過した日本は、第1泳者で400メートル個人メドレー金の萩野公介(21)が後半に追い上げ、2位で第2泳者の江原騎士(23)につないだ。江原は1つ順位を落とし、3位で第3泳者の小堀勇気(22)が飛び込んだ。その小堀が順位を上げて、これが最後の五輪となるベテランアンカーの松田丈志(32)に託した。
400メートルメドレーリレーで日本男子初の銀メダルを獲得した4年前のロンドン五輪。松田は、個人種目でメダルを逃した北島康介(33)への思いを「康介さんを手ぶらで帰すわけにはいかない」と表現した。自らが最年長選手になった今回、若いメンバーの3人があの時と同じように「丈志さんを手ぶらで帰すわけにはいかない」と口を揃えた。その思いに松田は積極的な泳ぎで応えた。
3位フィニッシュを確認すると、右拳を握り咆哮した。