東京五輪「金30個」 実現のカギ握る女子選手と強化費配分

公開日: 更新日:

 バッサリ切られる競技も出てくる。

 リオ五輪でメダルラッシュに沸いた日本選手団。金12個は前回ロンドン大会の7個を上回り、総メダル獲得数も米国、英国、中国、ロシア、ドイツ、フランスに次ぐ7位と躍進した。橋本聖子選手団長(51)は現地での総括会見で、選手、役員、メディカル、食事のサポートなどの成果について言及。「(東京では)実施される全33競技でメダルを獲得することが最低限の目標」と言い、さらに「(金の数)世界3位は大きな目標ではなく、確実にやらなければいけないもの」と公約。その上で、選手強化予算の確保に取り組みたい意向を明らかにした。

 日本オリンピック委員会(JOC)は4年後の東京五輪で、世界3位の金メダル数(リオ3位は中国の26個)を目標とし、その数は25~30個以上とされている。メダル獲得実績により、発言力が増した競技団体が「もっとカネ寄こせ」と強気になるのは必至だが、これから先に待っているのは、まさに競技間の強化費分捕り合戦だ。

■費用対効果を重視

 ある競技団体の関係者が言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド