広島ついにM10 福井首痛で緊急先発の薮田“神降臨”の快投

公開日: 更新日:

 DeNAにシャットアウト勝ちを収めた広島。ヒーローはこの男だ。

 この日先発予定の福井が試合前のブルペンで首痛を訴え、急きょ病院へ。2年目中継ぎ・薮田(24)が昨年8月14日のDeNA戦(マツダ)以来となる先発マウンドに立った。序盤こそストレートが走らず、制球にも苦しんだが、4四球を与えながらも6回を2安打無失点に抑えて今村にマウンドを譲った。

 この薮田を救ったのが二死走者なしからの初回の攻撃だ。3番丸から6番エルドレッドまでの4連打に失策が絡んで2点を先制。六回裏には鈴木がバックスクリーンへ22号ソロ弾をブチ込み、ゲームの主導権を渡さずホーム6連勝。今季は本拠地で43勝18敗1分けと貯金25だ。

 スクランブル登板で今季2勝目を挙げた薮田は「イニングを考えずに中継ぎでというつもりで投げて、結果として6回を投げられてよかった」と言ったが、約1年も先発経験がない投手をマウンドに送り、得点を許さずに勝つところが、今季乗りに乗っている広島の勢いだろう。

 ちなみに、2位巨人ヤクルトに敗れたため、優勝マジックは「10」となったが、首痛の福井は病院に向かう前、「右手に力が入らない」と漏らしていたというから、こちらは心配。もっとも今の広島は本拠地で投げれば誰でも負ける気はしないはずだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末