協会の思惑も後押し “ハリル解任論”タイ戦勝利でも消えず

公開日: 更新日:

■ハリル氏を招聘したのは原博実氏

 それよりも、ハリルホジッチ監督の能力に疑問符がつきまとい、選手の間からも「ハリルのままでは取り返しのつかないことにならないか」と懐疑的な声が出始めているという。

 たとえばタイ戦に先発し、ゴールを決めた左FW原口の起用法。このポジションのレギュラー格・MF清武弘嗣(26=セビリア)のコンディション不良でタイ戦先発のチャンスが巡ってきたが、1日の最終予選初戦のUAE戦ではハリルホジッチ監督が原口をデタラメ起用し、それもあって1―2で敗れた。

 UAE戦の後半9分に1―2とリードされるとハリル監督はFW宇佐美、FW浅野を投入。FW本田とともに前線に並べ、30分にはボランチのMF大島をベンチに下げてFW原口を送り出した。FWが本職の原口はDFラインの前で守備に心を配るハズもなく、何度も何度も攻撃参加しては相手ゴール前で“日本人アタッカー陣の大渋滞”を巻き起こし、かえって攻撃が手詰まりになった。

 ハリル監督は15年6月、W杯2次予選初戦のシンガポール戦でも、同じように後半途中からボランチに原口を置き、その原口が慣れないポジションで好き勝手に動いて日本は攻撃スペースがなくなり、結果的にゴールが遠のいてしまった。最終的に日本はシュートを23本放ちながら決定機を生かせず、屈辱的なスコアレスドローに終わった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」