カミネロ獲得なら6人 ダブつく巨人助っ人“冷や飯”は誰だ
今季、支配下登録の外国人選手を10人も在籍させた巨人は、来季も助っ人をダブつかせる。
米大リーグ、マリナーズなどでプレーしたアルキメデス・カミネロ(29)と合意間近。決まれば外国人は投手3、野手3の計6選手となる。一軍枠は「4」だから、あぶれる助っ人が出るということ。この中で冷や飯食いが濃厚なのは、来季2年契約2年目を迎える二塁手のルイス・クルーズ(32)ともっぱらだ。
内野の守備力には定評があり、昨オフに年俸2億4000万円の2年契約でロッテから獲得した。が、左足首を痛めていた6月に「米国で検査したい」と強硬に主張して一時帰国。コーチが何度指摘しても怠慢プレーを繰り返す「隠れ問題児」だった。大事なCS前に懲罰抹消されると、チームはファーストステージでDeNAに敗退。なんとも後味の悪い形で今季を終えている。
高橋監督はドラフト1位ルーキーの吉川尚輝(21=中京学院大)に「セカンドをやらせる」と明言。競争を強調している。外国人枠だけでなく、正二塁手争いまで強いられる。助っ人として気分がいいものではないだろう。