OB酷評の巨人無気力キャンプ 金満補強が原因と評論家指摘
〈若手選手の元気のなさには、正直、ガッカリさせられた〉
日刊スポーツにそう書いたのは、篠塚和典元打撃コーチだ。練習開始時から〈とにかく声が出ていない〉と指摘し、〈レギュラーになってやる、といった気迫を感じなかった〉と選手のやる気を疑問視。ノックが始まると、名手の疑問は怒りに変わったようで、〈2日間で捕れそうもない打球に対し、飛び込んで捕りにいったのは重信の1度だけだった。集中力を持ってキビキビと動き、素早いキャッチや鋭い送球を続けたり、大声を張り上げてアピールする若手は誰もいなかった〉と厳しく批判した。
■今の巨人は「練習のための練習」
沢村賞投手で「不屈の男」と言われた、元エースの西本聖氏も同じ日刊スポーツの電子版で、〈巨人が心配 あまりに活気ない異様キャンプ〉と題して、〈アップが終わってキャッチボールが始まったが、「さあ、行こうぜ!」という掛け声もないし、終わる時も静かでいつ終わったのかも分からないほどだった〉と話すと、〈練習のための練習。ミスが出てもコーチがその場で注意するわけでもない〉〈優勝を求められているチームにあって「勝つんだ!」という気持ちが感じられない〉とバッサリである。