著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

ヘント久保裕也<上>「ベルギーでは周囲に違いを見せたい」

公開日: 更新日:

 欧州移籍マーケットがオープンになった1月、スイス1部ヤングボーイズから、ベルギー1部ヘントに移籍した日本代表FW久保裕也の快進撃が止まらない。新天地デビューとなった1月25日のブルージュ戦を皮切りに6戦4発とゴールを量産しているのだ。今月23日の敵地UAE戦から、W杯最終予選の後半戦がスタートする。サッカージャーナリスト元川悦子氏が冬のベルギーに飛び、日本代表ハリルホジッチ監督が高評価する若武者FWの胸中を直撃。

「最初の2試合は良いプレーをしてないし、ただFKとPKで結果が出ただけ。流れの中で取らないといけないと思っていました」。2月中旬、久保本人は慎重な物言いをしていた。だが、その直後から流れの中から連続ゴール。「クラブ史上最高の移籍金(約4億2000万円)に見合う価値を示した」と現地メディアからも絶賛されている。

「ベルギーに来たのは新たな刺激が欲しかったから。1月に移籍する選手は即戦力という位置付けなので、しっかりチームに貢献したい。3月の日本代表の(ロシアW杯)最終予選には、もちろん呼ばれたい気持ちもありますが、まずはこのクラブで活躍することしか頭にない。ベルギーはスイス以上に相手選手との対人プレーが多いし、全体にスピード感もある。個人でゴールに直結するプレーを見せるなど、何らかの《違い》を周囲に見せないとダメだと思います」とストイックな23歳の点取り屋は、静かな口調で話してくれた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情