WBC3戦連発でも…中田翔の“FA移籍”日ハムが背中押すワケ
■年下の選手を朝まで連れ回し
中田はこのまま順調にいけば、今季中に国内FA権を取得する。オフに権利を行使しての移籍が濃厚といわれるが、日本ハムは中田を引き留めるどころか、むしろ「背中を押す」らしい。
「中田はグラウンド外でも問題がある。なにしろ飲みに行ったらまず朝までというパターンですからね。ひとりで出掛けるならまだしも、自分より年下の選手を連れ回すので、迷惑なことこのうえない。中田に連れ回された若手が、翌日、移動の飛行機に乗り遅れたようなこともあって、いつしか若手は中田と外出しただけで首脳陣に大目玉を食らうようになったくらいです」(前出のOB)
日本ハムはチームの新陳代謝を重視する。「ドラフトと育成」を2本柱に、素質ある若手に多くの経験を積ませて「促成栽培」。彼らにチャンスを与えることで、主力を刺激し続ける。芽の出てきた若手に活躍の場がないと判断すれば、ベテランを放出してでもチャンスを与える。そうやって絶えずチームを動かすことによって、過去11年間でリーグ優勝5回、日本一2回の好成績を保ってきた。