救世主期待の巨人・篠原慎平 “広島守護神”中崎との類似点
育成から支配下契約を結んだ巨人の篠原慎平(26)が17日、一軍に合流した。
18日からの熊本、鹿児島でのヤクルト2連戦に向けて現地入り。熊本市内で会見し、「やっとここまで来たけど、ここがゴールじゃない。一軍に必要とされる戦力になっていきたい」と育成から3年目でつかんだ一軍切符に気合十分。同席した高橋監督は「キャンプやオープン戦で投げているのを見て、力があるのは感じていた。今、右の力のある投手が少ない。一番の特長はストレート。あとはどれだけ変化球を使っていけるか」と期待した。
■独立リーグ経てプロ入りの苦労人
愛媛・四国中央市生まれ。川之江高2年夏に県大会4強入りも高校を中退し、今治精華高通信制課程松山校に通いながら、08年に独立リーグ四国の愛媛入り。13年からは同・香川でプレーした。14年育成ドラフト1位で巨人に入団した苦労人でもある。
186センチ、97キロ、最速は153キロ。昨季は二軍戦で16試合に登板し、2勝0敗1セーブ、防御率1.71。昨オフに参加した台湾のウインターリーグで奪三振王を獲得するなど、着々とアピールを続けていた。巨人の某先輩選手がこう言う。