米メディアは懐疑的も ハム大谷「今オフメジャー」の根拠
それだけではない。昨季、制限額を超過した11球団にはペナルティーが科せられ、今季は該当選手1人につき30万ドル(約3300万円)しか使えない。この11球団には金満球団のドジャースやカブスも含まれる。
つまり、大谷が今オフ、海を渡っても高額契約を結ぶことは不可能。だからメジャー挑戦は来オフ以降になるのではないか――というのがCBSの予測だ。
大谷はしかし、カネが欲しくてメジャー移籍を望んでいるわけではない。昨年、MLBの新労使協定が締結された際は「僕には関係ない」とコメント。「USAトゥデー」紙の取材にも「お金の問題じゃない」と答えている。
オフに親しい放送関係者からメジャー挑戦の意思を問われると、「行きますよ」とキッパリ答え、今オフの移籍を示唆したという。
大谷のアタマにあるのはとにかく、一日も早く米国に行ってメジャーナンバーワン投手のカーショウ(ドジャース)のボールを打ち、ナンバーワン打者のハーパー(ナショナルズ)相手に投げたいという思いだけ。一時は岩手の花巻東高から直接メジャー挑戦、マイナーからはい上がるつもりだったことを考えても、「カネ」より何より「メジャー」でのプレーが最優先なのだ。