若手を牽引する存在に 宇津木瑠美が抱える“生みの苦しみ”

公開日: 更新日:

 米国、ブラジル、オーストラリアと戦う「トーナメント オブ ネーションズ」に参戦しているなでしこジャパンが28日(現地時間27日)、米国シアトルで開催されたブラジルとの初戦を1―1で引き分けた。この試合でキャプテンマークを巻いたのが宇津木瑠美(シアトル・レイン)。先月の欧州遠征はケガで途中離脱を余儀なくされたが、今回は初戦を所属チームのホームで戦うということもあり、モチベーション高く臨んだ一戦だった。

 今大会は主力CBの熊谷紗希(リヨン)の招集がかなわなかったため、鮫島彩(INAC)が初めてCBに起用された。宇津木は、最終ラインのケアに中盤でのセカンドボールのせめぎ合い、前線へのフィードと何役もこなさなければならなかったが、海外で培ったフィジカルコンタクトの強さを生かし、あらゆる場面でボールに絡んだ。

 試合は籾木結花(ベレーザ)のゴールで先制するも、残り3分で同点に追いつかれ、ドローに終わった。宇津木は「失点の不安よりも得点を奪える機会の方が多かったと思う。このチームは『得点を奪えるチーム』なんだと思う」。続けて「でも、終了間際に決勝点をもぎ取る強さはないのが現状なんだと思います」と悔しさをにじませた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方