サファテ激怒から一夜 バンデンが8回13KでSB“内紛”回避

公開日: 更新日:

 昨日の今日だけに、工藤監督も胸をなで下ろしたんじゃないか。

 2日のオリックス戦に勝ち、楽天から首位を奪取したソフトバンク。中でも気を吐いたのが先発のバンデンハーク(32)だ。8回119球を投げ、13奪三振、1失点と好投した。

 ソフトバンクは前日1日、延長十二回に守護神のサファテ(36)がサヨナラ弾を被弾。するとサファテは、「先発陣が連続で早いイニングに降りられると、リリーフにツケが回ってくる。みんな疲れているんだ! 先発陣は何かを感じてほしい」と、不甲斐ない先発投手たちをやり玉に挙げたのだ。

 サファテ自身はマジメで、むしろ投げたがりの性格。自身の不満というよりはブルペン陣の気持ちを代弁したのだろうが、内容が内容だ。一歩間違えれば内紛の火種となりかねなかった。

 そんな危機を救ったバンデンハークは、今季17試合で100球未満の降板はわずか4試合という力投派。まさかサファテも、「明日はバンディだから、早いイニングでの降板はないだろう」と計算した上で過激な発言をしたわけじゃないだろうが……。

 いずれにせよ、首脳陣と先発陣は、バンデンハークに足を向けて寝られない。

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