結婚と第1子誕生はプラス 松山英樹メジャーVの“必須条件”

公開日: 更新日:

「『何をすれば勝てるのかわからない』という言葉はよくわかる」と、スポーツ心理学者の児玉光雄氏(追手門学院大客員教授)は、松山のメンタル面をこう分析する。

「松山選手は最終日、10番で単独トップに立った時、メジャー初制覇まであと少しと感じたはずです。この時、本人がプレッシャーを自覚したか、しないかにかかわらず、無意識の重圧から脳には悪い影響を及ぼす『ノイズ』が入った。11番では第1打をフェアウエーに運びながら、ピンまで153ヤードの第2打をグリーン右サイドに外した。本人は『第2打のミスの原因はトップに立ったからというのは関係ない感じだった』と言ったが、無意識に重圧を受けている脳はイメージしたボールを打たせてくれなかった。見えない重圧により、自分の意識とスイングにズレが生じていたのです」

 児玉氏は松山の自滅はスイングルーティンにも原因があったと指摘する。

「松山選手はアドレスしてから打つまでの時間がやや長い。ボールの後ろにクラブを置いてからバックスイングに入るまで、最終日は15秒から16秒だった。それに対し、優勝した同組のJ・トーマスは約7秒だった。全米プロ前週のWGCブリヂストン招待の時のように調子がいいときはそれでも問題ありません。でも、通常とは異なる異常なプレッシャーがかかる場面では、ルーティンに時間をかけると正常な身体機能を損ないスイングを崩しやすい。16番で1・2メートルのパーパットを外したときも仕切り直ししていた。ルーティンについては再考した方がいい」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  2. 2

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  3. 3

    川﨑春花5試合連続欠場の裏で…たぶらかした不倫キャディーが男子開幕戦から追い出された

  4. 4

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  5. 5

    マスターズ中継またも“ポロリ”で再脚光…TBS名物実況アナが語っていた伝説の「もらい泣き中継」の舞台裏

  1. 6

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  4. 9

    渋野日向子に「心の問題」か…ホステスプロとして好発進も、所々で集中力を欠くショット

  5. 10

    松山英樹 マスターズ決勝進出!日本人勢は出場すら困難で孤軍奮闘...「ぼっちプレー」はいつまで続く?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」