笑顔なく神妙…ロッテ佐々木の遅すぎたプロ初完投勝利

公開日: 更新日:

 ロッテのドラ1右腕・佐々木千隼(23、桜美林大)が、先発した13日の日本ハム戦で9回8安打1失点の好投。プロ初完投勝利を挙げた。

 八回1死満塁のピンチなどをしのぎ、「納得のいく試合のつくり方だった。苦しい期間が長かったのでホッとしました」と話した。

 佐々木は昨秋ドラフトで「外れ1位」として史上最多の5球団が競合。スカウトの間では、「即戦力という点では、(5球団競合の末にソフトバンク入りした)田中正義より上。2ケタ勝利は堅い」と評価された。

 が、開幕直後にプロ初登板初勝利を挙げてから4連敗。その後も苦しい投球が続き、7月5日の楽天戦を最後に二軍調整が続いていた。背中の故障もあって、この日が実に70日ぶりの登板。5月25日以来の3勝目と長いトンネルだった。

 この即戦力ルーキーが二軍落ちしている間に、チームは最下位にどっしりと腰を落ち着け、伊東監督の今季限りでの退団も決まった。それだけに、「もっと思い描いているような球を投げたい」と、最後まで神妙な表情を崩さなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した