鈴木愛か韓国人プロか…4人に絞られた賞金女王争いの行方
【大王製紙エリエール女子オープン】
「(ショットは)かなり良くなってきた。来週はコーライグリーンになるのでグリーンが難しくなりますね。来週はもう一度エースパターに戻して勝負したいと思います」
通算17アンダーで優勝した申ジエ(29)に2打差の2位に終わった鈴木愛(23)がこう言った。
次戦のツアー選手権(優勝賞金2500万円)は今季最終戦。賞金女王の可能性があるのは、賞金ランクトップの鈴木(約1億3601万円)から同4位の申ジエ(約1億1126万円)までの4人に絞られた。しかし、この大会は予選落ちがない。申ジエが勝っても鈴木が欠場か途中棄権、失格がなければ逆転はできない。
2位キム・ハヌル(28=約1億1618万円)と3位イ・ミニョン(25=約1億1193万円)にしても優勝が絶対条件。鈴木有利の状況は変わらないが、もちろんキムは逆転女王を諦めてはいない。
鈴木とキムとの差は約1983万円。寒さに弱いキムはここ3試合トップ10フィニッシュはないものの、昨年は宮崎が舞台のアクサ女子と最終戦に勝っている。