延岡学園・三浦監督に聞く “元プロ”の指導と契約&ノルマ

公開日: 更新日:

「ないない、なかったです。とにかく打撃を良くしてほしいというのが最初の条件だったので、そっちを先に。練習時間をほぼ打撃に使いました。選手も『こんなに打ったことはない』と言っています。冬の間は1キロ以上ある重めの木のバットを素手で振らせました。バットの重みを感じて振ることを覚えてきたなと。甲子園で一流校と戦うためにレベルアップしてきました。甲子園という目標があってモチベーションが高かったので、きつい練習でも自発的にやるようになっています」

 ――プロのような契約ですか? 収入面は?プロ時代より上がりました? 下がりました?

「理事長先生が条件を言ってくれました。学校の職員にしてもらって寮に住んでいますから、生活はできます、という感じで。プロの時も1年契約でやってきました。年齢的に最後のチャンスかなというのもありました」

 ――2013年に始まった学生野球資格回復制度で指導者資格を取得した。

「第1期生で取りました。その時は母校(秋田中央高)を教えてみたいなと思って。40年以上も甲子園に出ていない。当時の部長が後輩だったので頼まれたんです。(コーチを)2年間やって勉強になりました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド