総会で年寄り100人画策 貴乃花親方「辞めろ!」の連判状
しかし、だからといって親方衆の怒りが収まったわけではない。
ある親方は「当たり前じゃないですか」と、こう話す。
「昨年の日馬富士暴行事件以降の言動や対応を見れば一目瞭然です。角界を本気で変えたい、よいものにしたいと本気で思っているなら、協会からの連絡を無視とか調査に協力しないとかではなしに、もっと建設的なやり方があったはず。しかも理事会では『別に』『特に』などと言うだけなのに、言い分は自分にとって都合のよいメディアを通じて一方的に発信した。その中身にしてもウソや言いがかりがほとんどですからね。そうやって、いたずらに組織を混乱させたのが貴乃花親方です。我々にとって、相撲協会は大切な職場。つまり貴乃花親方は我々の生活の基盤を私利私欲でおびやかし、荒らすだけ荒らしたのです。『すみません』で済む問題じゃないでしょう」
■一緒にされてはかなわない
28日には、大阪で年寄総会が開かれる。そこでは親方たちが、貴乃花親方に昨年末からの一連の言動の真意を問うことになる。年寄会会長の錦戸親方(元関脇水戸泉)は「中途半端にならないようにやりたい」と話しているだけに、貴乃花親方がつるし上げにあうのは確実だが、「それだけじゃ済まないだろうな」と、別の親方がこう続ける。