実戦復帰に現場から慎重論 日ハム清宮が抱える下半身事情

公開日: 更新日:

「無理はさせられない」

 5日、二軍でリハビリを続ける日本ハム清宮幸太郎(18)について、荒木二軍監督はこう言った。

 清宮は早ければ6日の巨人戦(二軍)で実戦復帰させるプランがあったが、現状ではランニングで別メニュー調整が続くなど、本隊と同じ練習をこなしていない。

 荒木二軍監督は、「打撃は日に日によくなっている」としながらも、6日の巨人戦はおろか、「10日からの所沢(西武3連戦)は未定。14日からの阪神戦(二軍)にはと思っているけど、そこは回復力と対応力による。一軍でバリバリやっているなら焦らすが、そうは見ていない」と慎重な発言に終始。調整をペースダウンせざるを得ないようだ。

 この日は守備練習、フリー打撃などを行い、午後からは飯山内野守備走塁コーチとマンツーマンで特守を行った。ただ、最大のウリである打撃練習についても、バットに当たれば飛ぶには飛ぶものの、バランスを崩しながらのスイングもあった。

 清宮自身も物足りなさを感じており、「打撃は全然戻っていない。打つ前のトップのところ。軸足に体重が乗っていない部分がある。前の映像と比べて、思い出しながらやっている。安定しなかったポイントが改善されて、間違いがなくなるようにしたい」と、話した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド