元マラソン選手の松野明美さん 熊本県議になった理由とは

公開日: 更新日:

 強いこだわりは、政治家を志した原点だからだ。

「03年12月に生まれた次男の健太郎はダウン症で、さらに生まれながら心内膜床欠損症とファロー四徴症という重度の心臓病を抱えていまして、私たち夫婦にとっては育児イコール障がい児の育児。欧米に比べ、はるかに遅れている障がい者・児童をめぐる生活・教育環境の向上を求め、数え切れないほど行政の方々に相談し、時にはぶつかったこともありました。でも壁は大きく、なかなか打ち破れない。『じゃあ、私が改善しよう!』って」

 選挙では認知度の高さも有利に働いた?

「ないとは言いませんが、無所属での挑戦でしたし、とにかく必死。選挙カーから降りて走り、畑の中に人がいれば駆け寄って握手……。“ドブ板”に徹したのが功を奏したんだと思います」

 県議会は定数48で無所属は松野さんだけ。

「公約実現には会派所属が有利ですが、そうすると党派や先輩後輩のしがらみが生じ、言いたいことを言えなくなってしまいがち。それを避けるため、あえて無所属を選びました。この性格はバルセロナ五輪問題以前から、ずっと変わりませんね。アハハハ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”