ロナウド不在で前途多難…ユベントスとRマドリードに明暗
ポルトガル代表FWのC・ロナウド“不在”の名門2クラブが、欧州チャンピオンズリーグ(CL)で明暗を分けた。
まず「明」のユベントス(イタリア)である。
ヤングボーイズ(スイス)と対戦したCL2戦目(日本時間3日午前2時キックオフ)。今オフにRマドリード(スペイン)から加入したC・ロナウドは、CL初戦のバレンシア(スペイン)戦で退場処分を食らって欠場。その大きな穴をきっちり埋めたのが、背番号10のアルゼンチン代表のFWディバラである。
前半5分、DFボヌッチの後方からのフィードを左足ダイレクト! ワザありシュートを決めて勢いづいたディバラは前半33分、味方のシュートをGKがはじき、そのこぼれ球を抜け目なく押し込んで2点目。後半24分には右サイドからの折り返しに合わせ、ハットトリック達成で決定力の高さを見せつけた。
「ユベントスの攻撃系選手はドイツ代表のMFケディラ、MFエムレ・ジャン、フランス代表MFマテュイディ、コロンビア代表クアドラード、イタリア代表FWベルナルデスキと個性派がズラリ勢ぞろい。守備陣はボヌッチ、バルザーリと安定感のある選手が多い。確かにC・ロナウド不在は痛いが、攻守のバランスが取れているユベントスは、チーム力がガタ落ちしないのが大きな強みです」(サッカー関係者)