CS初ノーノー達成の菅野 原監督の再登板で損する数十億円

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 今年はいくら上がるのか。巨人史上最高額は、松井秀喜10年目の6億1000万円。さるチーム関係者は「ゴジラの額が目安になる」と見通しを語るが、メジャーの評価額はさらに高騰しているという。あるナ・リーグのスカウトがこう言った。

「昨年のWBCで日本代表のエースとして活躍したことで、メジャー関係者にも認知されています。昨年、今年の菅野を見ていると、29歳になった今がピークではないか。巨人はポスティング移籍を認めていないと聞いているが、仮に20代の今オフにメジャーに挑戦できるなら、最大で年俸20億円級の大型契約を提示する球団が複数ある。ちなみに25歳でヤンキース入りした田中は年平均23億円でした」

 仮に巨人で来季の年俸が6億円になるとして、メジャーの20億円とは14億円もの開きがある。そして問題は「伯父さん」原辰徳氏(60)が来季から3度目の監督として復帰することだ。

「日本の球団は他とのバランスを考えるため、6億円以上になると、現状維持に近い形になっていくもの。ましてや原監督が帰ってくる。メジャー挑戦だって認めてくれるかどうか。第3次原政権がしばらく続くようなら、さらに挑戦が遅れるかもしれません」(前出の関係者)

 菅野が海外FA権を取得するのは2021年のシーズン中。海を渡る22年は33になる年だ。これが原新監督によってさらに先延ばしになれば、それこそ何十億円も“損”をすることになる。

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