パドレス放出に思惑が…巨人獲得ビヤヌエバ“カネとキズ”
能力面の「キズ」もあるようだ。メジャーに詳しいスポーツライターの友成那智氏が言う。
「パワーは桁違いですが、弱点がある。対左投手は打率.336、14本塁打も、対右投手には打率.189、6本塁打と苦戦。これが、年間通してレギュラーに固定されない要因になっている。選球眼がイマイチで、ボール球のスイング率が37.5%。左投手のカッター、チェンジアップは打てても、右投手のスライダーにバットが空を切る場面が少なくない。そうした面が来季構想から外れた要因になっていると考えられる。16年に巨人に在籍したギャレットの右打者版のイメージです」
ちなみにギャレットは16年、123試合に出場し、打率.258、24本塁打、68打点。左投手は136打数31安打の打率.228、4本塁打とからっきしだった。ビヤヌエバも右投手に苦戦する可能性はあるものの、これくらいやってくれればまあ、御の字か……。