法大野球部監督に暴力指導発覚 バットで殴打し腹パンチも

公開日: 更新日:

■全寮制で公私混同がエスカレート

 法大は基本的に全寮制。青木監督もまた寮に拠点を移し、自宅として家族で住み込み生活を送っている。そこでは2年前、こんな事件も起きている。

「外からサンダルで寮に帰ってきた選手が、つい横着をして2メートル弱ある土足禁止の場所をサンダルのまま歩こうとしたら、ちょうど監督室に帰る青木監督と鉢合わせた。『なんで土足なんだ、寮長を呼べ』となって、選手と当時4年生の寮長が一緒になって怒られ、監督に腹パン(腹部にパンチ)された。その“現場”が寮の玄関先だったので、『(設置された)防犯カメラに殴られた記録が残った』というのが部内で話題になりました」 と、当時を知るOBは証言する。

 寝食を共にするゆえ、公私混同も徐々にエスカレートした。

「家族と住む寮内の自宅で観賞魚を飼っていて、その水槽を掃除させられた選手もいました。ミスをしたりルールを破った選手が寮の掃除をさせられることはありましたが、家庭内の雑用もさせるのです。特にマネジャーは青木監督のプライベートな雑用係までやらされ、監督が寮のある武蔵中原から武蔵小杉へ歩いて飲みに行った日は24時ごろに『迎えに来い』とメールが来る。マネジャーはそれが当たり前になっているので、深夜まで起きて監督の送り迎え要員を寮に1人待機させています。『お迎えいりますか?』と連絡しても返信が遅く、『やっぱりいらない』と言われることもある」(別のOB)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 3
    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  5. 5
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  1. 6
    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

  2. 7
    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

  3. 8
    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

  4. 9
    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

  5. 10
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」