専門家も必要と…阪神藤浪の復活にメンタルケアのススメ
今すぐ専門家の門をたたくべきだ。ここ3年、サッパリの藤浪は、連日のブルペン入り。「ローテーションに入って、シーズンを通して長いイニングを投げたい」と、アピールを続けている。
成績不振は、疲労の蓄積と身体問題との認識から、昨オフは渡米し、メジャー右腕のダルビッシュと合同自主トレを行い、このオフはJRA騎手の武豊がプロデュースするジムで体幹を鍛え、股関節や肩周辺の可動域を広げるメニューもこなしたが、大事なことを忘れていないか。
藤浪は制球難ではあったが、右打者の内角を攻められなくなり、四死球を連発するようになったのは2017年4月のヤクルト戦以降。その試合で畠山の頭部にぶつけてからだ。本人もそれは承知しているはずなのに、メンタルの問題と向き合おうとしない。
阪神は昨年、15年ラグビーW杯男子日本代表のメンタルコーチを務めた女子大の女性教授の講習を受けた。この話が、どれだけ藤浪の役に立ったかは分からないが、今季に復活を懸けるなら専属のメンタルコーチが必要ではないか。多くのアスリートを指導しているスポーツ心理学者の児玉光雄氏が言う。