原監督は激怒 プロ最短KOを喫した巨人・菅野の孤独な闘い

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■被本塁打もいまだワースト

 この日浴びた本塁打は、リーグワーストの15本目。菅野は離脱前、「本塁打を打たれないために? 結局、低めに集めるしかないと思う」と首をひねった。が、宮本コーチはこの時、「被本塁打? 勝っているからいいんじゃないですか。エースなんだから我々が気にすることじゃない」と話していた。首脳陣はどこまでも本人任せなのだ。

「エースに全幅の信頼を置いていると言えば聞こえはいいが、就任1年目のコーチがエースにモノを言えないだけでは、と感じてしまいます。菅野は自身の体が100%動かないことにいら立っているようでもある。今の状態なら、もう一度抹消して心も体も手入れした方が先々のためになると思います」(高橋氏)

 防御率4.39のエースの不振は、11勝7敗で交流戦を終えた首位巨人にとって、大きな不安材料ではある。

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