八村塁もいずれは大富豪 NBA選手の副収入が“ハンパない”
「野球の人材をバスケットボールに取られちゃうんじゃない?」
ゴジラ松井がこう言った。昨23日に米ペンシルベニア州で野球教室を開催。米プロバスケットボールNBAのドラフト会議で、ウィザーズから日本人として初めて1巡目指名(全体9位)を受けた八村塁(21=ゴンザガ大)に触れ、野球界にとっては「(人気漫画の)スラムダンク以来の危機」と続けた。
冗談めかした口調だったが、NBA選手の稼ぎは、日本のプロ野球はもちろん、メジャーリーグに比べても、突出している。さる11日に米国の有力経済誌「フォーブス」が発表した恒例の「スポーツ選手長者番付2019」によれば、トップ100にNBA選手が35人もランクイン。これは、2位19人のNFL(アメリカンフットボール)を大きく引き離し、3位15人の野球、4位12人のサッカーの2倍超の人数である。つまり、世界のプロスポーツで最もカネを稼げる競技、リーグがバスケットボールのNBAということになる。
「NBAトップでフォーブス番付の8位にランクされた、レイカーズのレブロン・ジェームズの年収は8900万ドル(約97億9000万円)。そのうち、スポンサー契約料などの副収入が5300万ドル(約58億3000万円)とされています。NBA2位でウォリアーズのステフィン・カリーは年収7980万ドル(約87億7800万円)で副収入が4200万ドル(約46億2000万円)。バスケットボールの競技人口は世界一の4億5000万人(2位はサッカーの2億5000万人)といわれ、それだけマーケットが大きく、副収入も莫大になる。八村も活躍次第でいずれ、日本人アスリートでトップのテニスの錦織圭(3730万ドル=約41億300万円)を抜くのも夢ではありません」(バスケット専門誌記者)