T・ウッズ劇的復活の裏に父親のプライドと大型契約50億円
【マスターズ】最終日
奇跡の復活劇だ。最終日は天候が崩れる予報により、マスターズ委員会はティータイムを早めて、過去に例がない、スリーサム(3人1組)のアウト、インスタートに変更した。
最終組は13アンダー単独首位のF・モリナリ(36)と、2打差2位タイのT・ウッズ(43)にT・フィナウ(29)の3人が現地時間9時20分(日本時間22時20分)にスタートした。
ウッズは前半1つスコアを伸ばし、パープレーのモリナリに1打差に迫りターン。ところが、ウッズは10番パー4で第1打を右に大きく曲げてボギー。これで首位モリナリとの差はスタート時点の2打差に戻った。
“事件”はアーメンコーナーの12番(パー3)で起きた。オナーのモリナリは第1打がグリーンに届かず手前のクリークへ。3打目をピン左3メートルにつけたが、これを決められずに痛恨のダブルボギー。手堅くグリーンに乗せてパーセーブのウッズが11アンダーで今大会初めて首位タイに並んだ。
続く13番パー5はウッズ、モリナリともバーディーを決めて12アンダー。