コパSFブラジルに完敗…メッシ代表引退するの?しないの?
所属先のバルセロナでは多くのタイトルを獲得しているので<無冠の帝王>と呼ぶのは忍びないが、やはりアルゼンチン代表でのメッシは、タイトルとは無縁だった。
ブラジルで開催中の南米選手権(コパ・アメリカ)の準決勝でブラジルと対戦(日本時間3日午前9時30分キックオフ)したアルゼンチンは、1993年大会以来の優勝を狙って序盤からアグレッシブに攻め立てた。
南米の両雄のガチンコ勝負である。局面ごとに激しいマッチアップが展開されて一触即発の雰囲気が漂う中、地力に勝るブラジルがチャンスをつくり始め、前半19分に先制し、後半26分に2点目をゲットしたところで勝負あった。
アルゼンチンは攻撃の差配役のMFメッシが、普段は絶対にやらないスライディングタックルを仕掛けたり、目の色を変えて奮闘したものの、見せ場は後半12分の左ポスト直撃のシュートシーンだけ。悄然とピッチを去るしかなかった。
■「引退するする詐欺」のあだ名も
「母国の代表では、つらくて悲しい思いしかしていないメッシならでは、の終わり方でした」と、ワールドサッカーグラフィック元編集長の中山淳氏がこう続ける。