元ブラジル人J戦士たちは日本のコパ参加を心から祝福した
会場でお会いした領事館関係者の話によると皆がふたつ返事で参加を了承してくれ、ほぼ善意で受けていただいたと。
ビスマルクの「ヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)のクラブ施設がバスコ・ダ・ガマのモノより遥かに凄かった」、ワシントンの「日本の公共機関は一切の遅延を許さない」、そしてレビー・クルピは監督として教える立場にありながら「自らが多くの教えを乞うた」。
他にも日本への愛情が詰まった多くの話を聞けたが、選手を引退して第二の人生を歩む彼らの持ちネタを、筆者がここでこれ以上披露してしまうのは営業妨害になり兼ねないので程々に。
トークショーは現場で聞くのが一番、次の機会に是非脚を運んで聞いていただきたい。フットボールだって一緒だ。スタジアムで空気を感じながら観るのが間違いなく一番だと思うから。現場主義者の意見だ。
すべての登壇者が声を大にして熱弁していたことがある。
それは日本は安全で規律ある素晴らしい国だと。 家族と暮し、子供達は素晴らしい学校へ通えたことに感謝して止まないのだという。
筆者は日本人として嬉しい気持ちになり、日本の素晴らしさを彼らに再確認させられたと同時に、ブラジルを取り巻く問題が透けても見えた。
それは元選手ドライバーや友人の話も含めて。ブラジルが抱える闇は根深い。