コパ準々決勝コロンビアvsチリ 開始20分遅れの本当の理由
コパ・アメリカは我らがサムライブルーにとって、今回が2度目の招待参加だった。1度目は1999年のパラグアイ大会である。
当時はA代表セットで挑んだものの、完膚なきまでにラテン・アメリカの洗礼を浴びたことを強烈に記憶している。
そして今回は、2020年に迫った東京オリンピック優勝を目標に掲げるチームが招集され、いわばB代表が戦地へと向かった。
結果は2分け1敗。グループリーグ敗退は前回同様だが、数字では計り得ない、南米へ与えたインパクトは前回を遥かに越えてたのではないだろうか。
実際、筆者が現地で意見交換したブラジル人たちは、日本代表にポジティブな印象を語る者ばかり(敬意を払ってくれネガティブは隠していただけかも知れないが……)。「日本人」がフットボール下手の代名詞となっていたのは今は昔の話。今のブラジルにはそこまでないように感じた。
所属クラブの選手拘束可否の問題を発端とする選手選考には、世論を巻き込んで賛否両論がうごめいたが、今となっては、ああだこうだという人はもう少ない。