佐々木裕介
著者のコラム一覧
佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

南米クラシコより北中米カリブ海のサッカーを感じたかった

公開日: 更新日:

 トラブルはまた起こった。度重なると心が折れるもの。今回がまさにそうだった。

 コパ・アメリカの取材で訪れていたサンパウロを離れ、コロンビアのボゴタ経由でニューヨーク入りした。北中米カリブ海王者を決するCONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)主催のゴールド・カップ取材のためだ。

 会場のあるフィラデルフィアまでは陸路で2時間の距離。車を借りて自走するつもりでいた。しかしーー。車は貸せないとレンタカー会社で告げられる。「国際免許証は日本の運転免許証をあわせ持たないと効力がない」というではないか。

 ブラジル滞在中に財布をすられることを恐れた筆者は、免許証など“必要のないもの”は、すべて日本に置いてきた。しかし<必要なもの>だったということになる。

 手配済みのフライトの変更など、これからのスケジュールすべてを狂わせることを意味した大問題。さすがに心が萎えた。

 親切心なのか、それとも商売心なのか、レンタカー会社のスタッフから片道430ドルでタクシー手配が可能と告げられた。安いLCCのエアーチケットよりも高額である。いくら何でも高過ぎる。マンハッタンまで地下鉄で移動。バスに乗り継いで向かうことを決した。スーツケースを引きずりながら、である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

  2. 2
    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った

    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った会員限定記事

  3. 3
    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  4. 4
    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

  5. 5
    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉

    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉会員限定記事

  3. 8
    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

  4. 9
    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた

    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた会員限定記事

  5. 10
    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」

    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」