独紙から「狂気の沙汰」と…横浜M-浦和戦“大誤審”の余波
ドイツ有力紙が「狂気の沙汰」と書いた大誤審事件は、13日の横浜M―浦和戦で勃発した。
後半16分。明らかにオフサイド位置にいた横浜M・MF仲川のゴールの判定を巡り、ゴール→オフサイド→ゴールと約10分の間、二転三転してしまったのである。
「しかも仲川の右手に当たって入ったゴールでした」とは、ピッチサイドで撮影したカメラマンの六川則夫氏。前代未聞の大混乱に有力紙ビルドから「審判団が超ド級のカオスを引き起こした」とこき下ろされた。
「この試合では、浦和DF岩波の顔にボールが当たった場面でハンドが宣告され、横浜がPKを決めました。5月の浦和―湘南戦で湘南の100%ゴールが認められなかった<令和の大誤審>のときとは違い、今回は松尾主審が副審、予備審判を呼んで確認作業を行った。結果として誤審だったわけだが、この<問題を共有しながら正しいジャッジを導く>という意識の変化を前向きに捉えたい」(前出の六川氏)