大船渡・佐々木朗希は「U18日本代表を辞退すべき」の根拠
日本の情報提供者から電話がかかってきた。
現在は甲子園大会の真っ最中。大阪は連日、35度を超す猛烈な暑さが続いているそうだ。勝ち上がるごとに日程はタイトになり、投手は連投を強いられる。ネット裏のプロ野球のスカウトも、金の卵が潰れないかヒヤヒヤらしい。
米国の高校生の大会が行われるのは週末に限られるし、9回でなく7回制。選手の体を考慮しているからだが、日本はなぜ、戦前から続く旧態依然としたシステムを変えようとしないのか。地方大会をもっと早い時期に始めたり、甲子園大会にしてもベスト8が出そろった時点で解散、1週間後に再開したりすることはできないのか。
情報提供者とそんな話をしていて、ふと、心配になったのが100マイル(161キロ)の剛速球を投げる大船渡・佐々木朗希のことだ。
岩手大会の決勝を回避して敗退。大阪のうだるような暑さの中、肩や肘を酷使せずに済んだのは幸いだが、今月下旬には韓国でU18のワールドカップが行われる。情報提供者によれば、週明けにも代表メンバーの選考会があるらしいが、佐々木はおそらく選ばれるというのだ。