相撲春場所に新型コロナ直撃 中止回避も“無観客”に現実味

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 大相撲の力士は「稽古が仕事」といわれており、その後に「本場所は試験」との言葉が続く。

「力士が日々稽古しているのは、本場所で活躍して番付を上げたいという気持ちがあればこそ。その成果を披露する本場所がなくなれば、稽古に身が入らなくなる。しかも、3月場所後の春巡業もこのままでは中止の可能性が高い。いよいよ稽古の質、量ともに落ちかねない。八百長問題で揺れた2011年の技量審査場所(5月)は無料で開催されたが、中止が叫ばれた当初は『やらないよりは無観客でもいいのでは』という声もあった」(前出の親方)

 過去、無観客の本場所は戦時中の1945年6月場所だけ。日本が誇る益荒男たちも、見えないウイルスには勝てない……。

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