“永遠の大関候補”御嶽海に何とか目覚めの吉兆 稽古に開眼
永遠の大関候補からの脱却なるか。
去る6日、御嶽海(27)がネット配信を行う「AbemaTV」の相撲番組に出演。
「やることがないんで稽古しかない。いつも以上にやってますよ。普段とは違うこと? たまにミット打ちをしたりとか。ストレス解消ですね。張り手で? いや、グローブをはめて。俊敏性とか素早さがつくかなと思ってます」と話した。
■ミット打ちは「何の役にも立たない」が…
ボクシンググローブをはめてのミット打ち、何か相撲に役立つのか。出羽海一門の某親方は「それ自体は何の役にも立たないでしょう」と、こう続ける。
「突っ張りはあくまで重い相手を押すのが目的。威力がなければ相手を押し込めないので、左右の腕を大きく振り回す。それが『回転の速い突っ張り』。ボクシングのパンチとはまるで異なる。俊敏性といっても、相撲はボクシングほど小刻みなフットワークは必要としない。ただ、何か新しいことに取り組むこと自体はプラス。御嶽海は大関候補といわれながら、大の稽古嫌い。これまでも大した稽古をしていないのに、16~19年はほぼ三役を維持し、優勝も2回。ある意味で相撲をなめていたと思う。それが年下の貴景勝(23)に続いて、朝乃山(26)にまで先を越された。ようやく尻に火がついたのだろう」