巨人エース菅野が怖れる「貯金11」への圧力と「一発病」

公開日: 更新日:

■無視できない“一発病”

 もうひとつは「一発」だ。昨季、菅野はリーグワースト4位の20本塁打を浴びた。今季も12日の試合を含め、再開された練習試合2戦で9イニングを投げて3失点ながら3被弾。つまり失点全てが本塁打ということになる。この“一発病”は無視できない問題だ。別の球界関係者が言う。

「練習試合が再開されてから毎日15、16本の本塁打が飛び出しているでしょう。場外だったり、小兵が中段まで運んだり、逆方向にもどんどん入っていて、各球団の投手から早くも『飛ぶボール』疑惑がささやかれているほどです」

 ただ、これは昨季からいわれていたことだ。菅野は苦しんでいた昨春、「今年は全体的にホームランが増えてますよね。ボールが飛ぶようになった? そうですね。それを言い訳にしちゃいけないですけど」と日刊ゲンダイに漏らしていた。

 昨季の不振から立ち直りつつある菅野。今季の敵は開幕戦の阪神より「原監督の過度な貯金の期待」と「“飛ぶボール”による一発」になりそうである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した