池江璃花子は闘病で筋肉失うも…ブランクがプラスになる訳
「これまで体に付いていた動作の悪い癖を直し、泳法により磨きをかけられるチャンスでもあるからです。池江選手ならば自分に何が必要なのかを考え、工夫しながら練習できるはず。そうすることでパフォーマンスを最大限に発揮できる理想の肉体がつくられるわけです。今後4年間は池江選手にとって、より強くなるための肉体改造期間とも考えられます」
大病にかかり一度は競技から退いたものの、復活して華々しい成績を残したアスリートは大勢いる。マーテン・ファンデルバイデン(オランダ)もそのひとりで、池江と同じ白血病を克服し、2008年北京五輪のオープンウオーター(マラソンスイミング)で金メダルに輝いた。闘病生活によるブランクがあったとしても返り咲くことは不可能ではないのだ。