コロナ禍に財政難…メジャー視野に入れる選手の意欲が心配

公開日: 更新日:

 中でも今オフのメジャー挑戦がウワサされる菅野(巨人)、千賀(ソフトバンク)、有原、西川(ともに日本ハム)、石川(ロッテ)らの情報には敏感だ。

 西川は昨年、打率・288、5本塁打、41打点、19盗塁。石川は8勝5敗、防御率3・64。2人とも昨年のような成績ではメジャー球団は見向きもしないだろうが、今年、突出した成績を残せば声がかかるかもしれない。菅野、千賀、有原の3人は、すでに実績もある。

 けれども、前回のコラムで書いたように、コロナ禍による各球団の台所事情はかなり深刻。スカウトの活動費を節約するほど逼迫している。コロナは終息に向かうどころか米国の感染者は300万人を突破。メジャーでもスタッフも含め60人以上の陽性者が出ている。

 先日、複数の同僚と話した限りでは、23日に開幕できれば御の字。すでにシーズン中の中止を想定しているという声も中にはあった。そうなれば財政のさらなる悪化は必至で、日本人選手に大金をつぎ込める保証はどこにもない。

 満足いく待遇も得られないのに、コロナ禍のヒドい場所に飛び込もうという気概をもった選手が果たしてどれくらいいるか。メジャー挑戦を希望する彼らが、意欲をそがれないか心配だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  4. 4

    優勝の祝儀で5000万円も タニマチに頼る“ごっつぁん体質”

  5. 5

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  1. 6

    広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声 

  2. 7

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」

  3. 8

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  4. 9

    広末涼子とNHK朝ドラの奇妙な符合…高知がテーマ「あんぱん」「らんまん」放送中に騒動勃発の間の悪さ

  5. 10

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性