久保建英vsナイジェリア代表韋駄天FW スタメン争いの行方
日本代表FW久保建英(19)が所属するスペイン1部ビジャレアルが現地5日(日本時間6日午前3時30分開始)、同1部レバンテと練習試合を行った。
久保は日本時間3日のソシエダ戦に続いてトップ下で先発。
1トップのFWアルカセル、右サイドのナイジェリア代表FWチュクウェゼ、左サイドの生え抜きFWバエナと連係しながらゴールに迫った。
後半64分に3選手が入れ替わり、久保はマジョルカ時代の主戦場だった右サイドに入るのではなく、左サイドにポジションを変更したが、トップ下での動きと比べると物足りなさが目についた。
「左利きの久保の持ち味は右サイドからのキレ味鋭いドリブル突破、中に切り込んでの強烈シュートです。どうしても左サイドではプレーが窮屈となり、久保本来のアイデア豊富なプレーは制限されてしまう。右サイドのポジション争いは、高い身体能力を誇るチュクウェゼが一歩も二歩もリード。彼の縦への強力な推進力、ゴールへの鋭い嗅覚をエメリ監督も高く評価している。トップ下は、ソシエダ、レバンテ戦を、スペイン代表の日程優先で欠場したFWジェラール・モレノが確定しており、久保がスタメンを狙うのなら左サイドしかない。でも、そこでは能力をフルに発揮できない。開幕を控え、好調キープの韋駄天FWを相手に久保は厳しい状況に置かれている」(放送関係者)
ビジャレアルは日本時間14日(午前1時30分開始)、昇格組のウエスカと開幕戦を戦う。相手の点取り屋は元日本代表FWの岡崎慎司(34)。
日本人対決に注目が集まっているが……。