著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

<5>主将を後輩に…「これでダメならピッチを去る」と覚悟

公開日: 更新日:

「俺が普通のプレーしてたら代えられるでしょ。ホントに俺が悪いよ」

 2019年10月の松本山雅戦。前半だけで交代を命じられた後、内田篤人は理想像とは程遠い自分自身に悔しさを爆発させた。

 敵将だった08年北京五輪代表の恩師・反町康治監督(日本サッカー協会技術委員長)も「篤人は膝の状態が良くないんじゃないかな。厳しいな」と顔を曇らせたが、この頃から引き際を考えていたのかもしれない……。

 ◇  ◇  ◇

■古風で律儀

 2018年1月の鹿島復帰後は<常勝軍団にタイトルを取らせること>を常に念頭に置いた。

 同年前半戦は「剛さん(大岩監督)も自分のロシアW杯行きを後押ししてくれた」と本大会前の4~5月は立て続けに先発したが、落選後は1カ月以上プレー間隔が空くことも少なくなかった。

 それでも10月のアジアチャンピオンズリーグ・水原三星戦で貴重な逆転弾を挙げ、アジア制覇に貢献。FIFAクラブW杯にも出場し、「あの人、カッコいい」と憧れ続けた小笠原満男(鹿島アカデミーダイレクター)の引退を隣で見送ることはできた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」