長友佑都が名門マルセイユへ“驚きのキャリアアップ”の真相
トルコのクラブをシーズン中に戦力外となったベテランが、新天地を探そうにも<欧州5大リーグ>への移籍は現実味がなく、どうあがいてもオランダ、ロシア、ベルギーなど欧州のセカンドグループ、あとは旧東欧諸国や米国、中東辺りのクラブに拾われたら御の字……。そんなサッカー界の<常識>を日本代表DFの長友佑都(33)が、モノの見事に覆してみせた。
■仏名門マルセイユへ
仏1部リーグで優勝9回を誇る名門マルセイユ移籍が正式に決まり、驚きのキャリアアップを果たしたのである。
「マルセイユと長友はウィンウィンの関係と言っていい」と元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう続ける。
「たとえドイツ、スペイン、イングランド、イタリアの4大リーグへの移籍は難しくとも、W杯優勝経験のあるフランスでパリSGと人気を二分する名門のマルセイユ入りですからね。個人的にも驚きましたが、長友自身の<ブランド力>を損なうこともなく、実に有意義な移籍だと思います」