広島4位・小林樹斗 両親は怒鳴らずに“叱る”が子育ての方針
自衛隊では上官から理不尽に怒鳴られることもあった。誰かが失敗すると、連帯責任として腕立て100回を命じられることもザラだ。不条理な思いをした経験が、子育てに生かされるようになる。
「僕は何があっても子供を怒りません。その代わりに“叱る”ようにしています。自分の感情をコントロールして、何が悪いのかをキチンと伝えるように心掛けているんです。だから子供を怒鳴ったことは一度もありませんよ。賛否があると思いますけど、これは妻とも決めていることなんです」(英樹さん)
■恋愛相談はまだ
他にも独自の子育てルールがある。
「相談を聞く時は対面ではなく横に座り、なるべく顔を見ないようにします。そうした方が子供にとって話しやすかったりしますよね。樹斗の悩みは野球関係が多くて、恋愛の相談は受けたことがありません。でも、いつかは聞いてみたいですね。子供にとって何でも話せる父親でありたいです」(英樹さん)
高校時代は自宅から登校した小林。来春から親元を離れた寮生活が始まるが、父はいつでも相談受け付け中だ。