小林浩美LPGA会長 前代未聞「表彰式」ブチ切れすっぽかし
2020年に、日刊ゲンダイDIGITALで反響の大きかった記事を再掲載します。(初公開日 2020年11月8日/日付、肩書、年齢等は掲載時のまま)
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いま、女子ツアー関係者の間で「小林浩美会長は大丈夫なのか?」という声が上がっている。
実は、10月18日の富士通レディース最終日に小林会長(57)が表彰式をすっぽかして帰ってしまったからだ。その理由は何なのか。
「スタートホールに設置されたテントに会長専用のVIP席がない、と立腹して、数組のスタートを見ただけですぐに帰ってしまったのです」(ツアー関係者)
会長が試合会場に足を運びながら表彰式に出席しなかったのは前代未聞の“事件”だ。
「今年はコロナ禍ですから、無観客、関係者全員のPCR検査と万全のコロナ対策を行っており、主催者は赤字でも選手のため、ゴルフ界のために覚悟をもって大会を開催しています。女子ツアーにとって、これほどありがたい話はありません。それなのに、ちょっとだけ会場に顔を出し、すぐ帰ってしまった。会長としての職務を全うせず、大会主催者に対して失礼」(前出の関係者)という批判が出ている。
■「会長にはついていけない」
この問題だけではなく、小林会長のイライラが最近増しているようだ。それは協会内人事がうまくいっていないことも背景にある。
「女子プロゴルフ協会の理事改選が12月に行われるのですが、候補者締め切りの10月末に定員の7人に満たなかったのです。そこでいま、今月11日まで再度募集しています。2年前は専務理事の1人が退任し、新人が立候補して入れ替わり、無事改選が行われ小林体制を支える顔ぶれがそろいました。それが今回は『もう会長にはついていけない』という、一部理事の離反があるようです。理事選立候補者が定員に満たなかったことは過去になく、異常事態といえます」(前出の関係者)