「外道の細道」町田康著

公開日: 更新日:

「外道の細道」町田康著

 作家のマーチダは、絶望的な気分でロサンゼルス行きの飛行機に乗り込む。きっかけは知人の番組制作会社の社長からの旅番組への出演依頼の電話だった。普段なら即座に断るが、長幼の序を尊重してつい引き受けてしまう。すべてはそれが失敗だった。打ち合わせに現れたプロデューサーの蟇目とディレクターの稲村は、典型的なテレビ業界の人で何から何まで話が合わない。

 やはり断るべきだと決めたそのとき、稲村がチャールズ・ブコウスキーの名を出してきた。マーチダが最近、気になっている作家だ。結局、彼らに丸め込まれ、ブコウスキーの縁の地を巡る旅に出ることになってしまったのだ。

 テレビ業界の外道とともに旅に出たマーチダの憤りとてんやわんやを描く実録ロード小説。 (河出書房新社 1320円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 4

    柴咲コウの創業会社が6期連続赤字「倒産の危機」から大復活…2期連続で黒字化していた!

  5. 5

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  1. 6

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 7

    世耕弘成氏「参考人招致」まさかの全会一致で可決…参院のドンから転落した“嫌われ者”の末路

  3. 8

    「羽生結弦は僕のアイドル」…フィギュア鍵山優真の難敵・カザフの新星の意外な素顔

  4. 9

    「フジテレビ問題」第三者委員会の報告会見場に“質問できない席”があった!

  5. 10

    「Nスタ」卒業のホラン千秋にグラビア業界が熱視線…脱いだらスゴい?