田中将の楽天復帰が決定…脱スプリットで“原点回帰”なるか
ヤンキースからFAになった田中将大(32)の楽天復帰が決まった。
米国のコロナ禍は日本以上に深刻で、キャンプや公式戦の開催も不透明ということを考えれば、ベターな選択だと思う。
【写真】この記事の関連写真を見る(12枚)
8年ぶりとなる日本のマウンドで、マー君がどういうピッチングをするのか。楽天ファンならずとも気になるところだろうが、私の興味はただ一点だ。キーワードは「原点回帰」である。
2014年にヤンキースに移籍してから6年連続2ケタ勝利を挙げた田中の投球を見ていて、かねて気になっていることがあった。楽天時代に比べて、スプリットの比率が明らかに高くなった。高校時代から、配球の中心はストレートとスライダー。決め球のスライダーは「消える」と称され、プロ入り後も彼の代名詞だった。