その成果は4月の東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権で表れ、得意の個人メドレーで2冠を達成。各国のトップスイマーたちも、コロナ禍で練習を制限されてきたとはいえ、瀬戸が日本選手権の400メートル個人メドレーでマークした4分9秒02は今季最速。FINA(国際水泳連盟)が定める世界ランキングは堂々の1位だ。
実戦から遠ざかったことで低下したスタミナも国内の準高地合宿を行い、ここにきて復調気配だという。
自国開催で金メダルを手にすれば、不倫騒動で失ったスポンサー獲得にもつながる。瀬戸は心技体とも万全の状態で本番を迎えそうだ。