なでしこジャパンに五輪メダルが期待できる理由 エース岩渕以外も豪州戦勝利に貢献
東京五輪に出場する女子日本代表「なでしこジャパン」(世界ランク10位)が14日、本大会前最後のテストマッチを行い、ランク9位のオーストラリア代表を相手に1―0で勝利を収めた。
後半8分、ペナルティーエリア内で左MF長谷川のクロスが相手の左腕に当たり、獲得したPKを「エースの証し・背番号10」を初めて付けたMF岩渕がゴール左に蹴り込み、これが決勝点。
「本大会グループリーグで対戦するカナダ(同8位)とイギリス(イングランド=同6位)に向けて良いシミュレーションになった」と初代なでしこ専任代表監督の鈴木良平氏がこう言う。
「速くて高くてフィジカルの強いオーストラリアと戦い、なでしこの面々はショートパスをつなぐだけではなく、ロングパスを織り交ぜることで上手にゲームをコントロールした。先発した右MF塩越、長谷川もチャンスを演出し、大黒柱の岩渕も切れ味の鋭いドリブル突破を見せ、PKでの落ち着きぶりも見事だった」
選手層の厚さも、なでしこジャパンの強みだ。