巨人9連敗ついに借金生活…原監督“居座り”濃厚で責任問題の矛先がコーチ陣に
15日のヤクルト戦。巨人打線が久々に機能した。10試合ぶりの3得点以上となる大量7得点。それでも試合に負けた。七回にオスナに逆転3ランを浴びてジ・エンドだ。
これで9連敗。9月2日に最大15あった貯金も、そこから7勝23敗6分けの“歴史的失速”で、ついに借金生活に突入した。14日の8連敗目で、2006年に貯金14を使い果たし、借金14で終えた年を抜き、最大貯金放出となったばかり。この日は11安打を放ったものの、勝ち星がない前日までの10試合は全て1ケタ安打と貧打は深刻である。
さる球界関係者がこう言う。
「リーグ連覇を果たした19年(チーム打率.257=リーグ2位)、20年(同.255=同3位)は打線が活発だったが、今季は下から2番目(同.242)。それでも、3年契約最終年の『全権』原辰徳監督(63)が来季も続投が濃厚というなら、コーチ陣が責任を取らざるを得ないでしょう。打撃部門の『野手チーフ』である後藤コーチは、打線が窮地に陥っても、解消できる術を持っていない。『作戦担当』の吉村コーチも、ここにきて阿部二軍監督と交代。一軍コーチや二軍監督として10年以上在籍しており、そろそろ潮時ではないか」