羽生結弦の北京五輪は完全アウェーかも…ライバルのN.チェンとV.ジョウに“地の利”

公開日: 更新日:

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦米国杯(ネバダ州ラスベガス)が日本時間23日に開幕。初日は男子シングルショートプログラム(SP)が行われ、宇野昌磨(23)の他、地元米国から世界選手権優勝3度のネイサン・チェン(22)、2019年の同選手権3位ビンセント・ジョウ(20)ら3人が出場した。

 すでに世界のトップスケーターに位置付けられるチェンに加え、今季はジョウが大躍進。北京五輪の国別出場枠をかけた9月のネーベルホルン杯(ドイツ・オーベルストドルフ)を制して米国に3枠目をもたらした。この2人は言うまでもなく、来年2月開幕の北京冬季五輪で3連覇を狙う羽生結弦(26)のライバルだ。

 チェン、ジョウとも中国から米国に移住した両親を持つ。母親が北京出身のチェンは「(北京には)親族がたくさんいる。五輪に出場することには大きな意味がある。母の故郷で滑るのが楽しみだ」と「地の利」に期待を寄せている。

 すでに北京五輪組織委員会は、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、海外からの観客の受け入れ中止を発表。観戦チケットは中国国内居住者に限定して販売される。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド