男子フィギュア北京冬季五輪“情報戦”は宇野昌磨が羽生結弦を一歩リード
北京冬季五輪(来年2月開幕)のテストイベントを兼ねたフィギュアスケートのアジアン・トロフィーは15日、男女フリーが行われ、日本勢は男子の鍵山優真(18)が179.98点で、ショートプログラム(SP)と合わせて277.78点で優勝。佐藤駿(17)が合計256.16点で2位に入った。女子は三原舞依(22)が合計203.58点で制し、坂本花織(21)が同202.28点で続き、男女とも日本勢がワンツーフィニッシュを達成した。
今大会には鍵山、坂本の他、北京五輪出場を目指す佐藤、三原の2人も出場したが、羽生結弦(26)、宇野昌磨(23)がエントリーせず、紀平梨花(19)は直前で出場を見送った。いずれも五輪の前哨戦であるGPシリーズ(6大会)を優先したからだ。
今回のテストイベントは五輪本番で使用する首都体育館のリンクや氷の感触を確かめる絶好の機会。不出場の選手はぶっつけ本番で五輪を迎えることになる。
北京で表彰台を期待される羽生ら男女のトップスケーターも例外ではないが、情報戦では前回平昌五輪銀メダルの宇野が一歩リードしている。